《注意!!》大雨時の沈下橋

国土第一警備保障㈱須崎営業所です。

今、弊社が「竜とそばかすの姫」の公開に伴う警備を担当させていただいてる、浅尾エリア・西ノ谷エリアに浅尾沈下橋と名越屋沈下橋があります。沈下橋は名前の通り、増水時は時は沈む時があります。

なぜ沈むように沈下橋を造ったかというと、架橋技術が未熟であった時代は、洪水でも壊れない橋を造ることが難しかったため、あえて洪水時に沈む高さで橋を造って流木などが橋の上を流れていきやすいように工夫して作られたそうです。先人の知恵が垣間見れますね。

先週の土曜日から日曜日にかけて台風9号が高知県にも接近しました。浅尾沈下橋付近でも、降り始めから240ミリほどの大雨が降りました。この大雨の影響で浅尾沈下橋が沈みました。

沈下橋がない県外の方々は、ビックリするような光景だと思います。この写真は少し水量が減った後に撮ってますが普段と比べるとかなり水が増えてます。

こちらが普段の浅尾沈下橋の様子です。ここから最初の写真のようになります。かなり増えてますね。

また、次の写真は別の日の名越屋沈下橋です。

完全に沈下しています。赤枠で囲った場所に沈下橋があります。こうなってしまっては近づくこともできません。

橋の上が出ているから、大丈夫だろうと思っても絶対に近づいてはいけません。

現地で晴れていても、上流部で雨が降り、それが濁流となって流れてくることもあり大変危険です。

特に、浅尾沈下橋、名越屋沈下橋がある仁淀川の上流には、大渡ダムがあり、大雨や洪水時には緊急放流もあります。放流があると雨が降っていないのにも関わらず、急に水かさが増します。ダムの放流前には、必ずサイレンが鳴りますので、聞こえたら直ちに沈下橋から出て、河川敷からも出るようにしてください。

なお、見ての通り沈下橋は欄干が無く、とても狭いです。また、生活道にもなっており車も通りますので、ご観覧の際は橋上から落水しないよう十分に気を付けてお楽しみください。

私たち警備士一同、安全第一で行っておりますので、近隣住民・近隣施設の関係者以外の浅尾沈下橋への車の乗り入れは、安全面を考慮してなるべくお断りさせていただいておりますので、ご協力をお願いします。

浅尾沈下橋付近には駐車場がございませんので、お越しになられる方は宮の前公園からシャトルバスをご利用ください。

また、宮の前公園も仁淀川の河川敷にありますので、増水時には沈むことがあります。気を付けてください。浸水時はシャトルバスは運行中止になります。

シャトルバスの運行状況等は、宮の前公園駐車場の入口の看板、越知町のホームページからご覧いただけますのでそちらをご覧ください。